タイ財務省は、塩分や脂肪を多く含む食品への課税を検討しています。
健康被害を抑える目的で導入が考えられているこの新税は、タイ国内の塩分・脂肪摂取量を30%削減することを目指しています。
パオプーム・ロジャナサクン財務副大臣は「特定の製品に対し塩分含有量や脂肪の種類を基準に課税することで、国民の健康を守る施策を進めたい」と述べました。
地元の公衆衛生団体「Less Salt」の調査ではタイ人の1日当たりの平均塩分摂取量は3,636ミリグラムで、世界保健機関(WHO)の推奨値である2,000ミリグラムを大きく上回っていることが報告されています。
過剰な塩分摂取は高血圧や腎疾患や心疾患や脳卒中などのリスクを高めるとされています。
副大臣は消費税局との会合で「税収増だけでなく経済成長と産業再編を推進しながら、公衆衛生や環境保全にも配慮する必要がある」と指摘しました。
副大臣は自動車や石油や公衆衛生やバッテリーやタバコの5分野で税制改革の影響を強調しています
。
公衆衛生分野では塩分や脂肪を含む有害な食品の消費を減らすため、税制メカニズムを活用する方針が検討されています。
これにより国民の健康改善と医療費負担の軽減が期待されています。
混合甘味料税は第4フェーズまで継続され新たな塩分税と脂肪税についても、導入前に影響を受ける企業が調整できる時間を確保する考えです。