「生きるということは死ぬ日まで
自分の可能性をあきらめず、
与えられた才能や日々の仕事に
努力しつづけることです。」
「もし人より素晴らしい世界を見よう、
そこにある宝にめぐり逢おうとするなら、
どうしたって危険な道、
恐い道を歩かねばなりません。
そういう道を求めて歩くのが、
才能に賭ける人の心構えなのです。」
「たくさん経験をしてたくさん苦しんだほうが、
死ぬときにああよく生きたと思えるでしょう。
逃げていたんじゃあ貧相な人生しか送れませんわね。」
瀬戸内寂聴(出典:ウィキペディア)
1922年5月15日 、徳島県徳島市に生まれる。
東京女子大学在学中に結婚するも夫の教え子と恋に落ち、夫と長女を残して京都で生活。1950年に正式に離婚し、東京で小説家を目指す。長女とは後年和解した。
1956年に処女作『痛い靴』を発表、同年『女子大生・曲愛玲』で新潮同人雑誌賞を受賞。1963年には不倫の恋愛体験を描いた『夏の終り』で女流文学賞を受賞し、作家としての地位を確立する。
1973年に出家。尼僧としての活動も熱心で、週末には青空説法を行っていた。
講演では「笑うこと」が大切であると説き、座右の銘は「生きることは愛すること」。
2021年11月9日、瀬戸内寂聴は99年の生涯を閉じました。墓石には「愛した、書いた、祈った」と刻むことを決めていました。