タイ語に限らず語学学習に、欠かせないのが辞典です。タイ語の辞典もできればタイ語で調べて日本語の訳が書かれている辞典と、その逆に日本語で調べてタイ語が書かれている2つの辞典を使われることをお勧めします。
もちろんタイ語で調べる辞典を使いこなすためには、タイの文字がある程度は読めないとなかなか使えません。 タイ語の辞典は英語などの辞典と比べても値段が高く、ましてバンコクの紀伊国屋書店で買えば日本で買うよりも高くつきます。それでも1度買えば一生使えるので、辞典には多少のお金を掛けることも大事です。
収録語数-見出語約10,000語、連語(複合語・慣用句) 約20,000語。
日常我々が使う語彙を見出・連語とも1982年版タイ国学士院国語辞典のタイ語アルファベット順に配列、同音異義語は型番号をつけて別見出としてあります。 声調符号をつけた見出語や連語の後にローマ字発音表記があり、連語及び連語の繰返し部分は―をつけて示してあります。見出語に幾通りかの発音があり、連語の発音が固定している場合は小肩数字が示してあります。口語体の日本語による正確な訳語は頻度の高いものから配列してあり、求める訳語がいち早くわかるようになっています。まったく相違する意味の場合は1,2,3…で類別してあり、本辞典の特色は一言でいえば熟語本位です。
収録語数-見出語約12,000語、熟語約6,000語。
日本語には使用度の高い話し言葉を主体として選択し基本語の語義分類は国語辞典なみとして、日本語の学習にも役立つように編さんしてあります。日本語は引きやすいようアイウエオ(五十音)順に配列してあり、タイ語の訳語には Haas 方式によるローマ字発音表記があり普通名詞の用いるべき類別詞を示したほか、文語や敬語など語の位相や原語を示すなど利用者への便宜が図られています。付録として時間名称一覧(時刻、曜日、月名、四季、干支)や、近代日本の元号と仏暦・西暦の対照とタイ語を学ぶ上で大切な主要類別詞一覧もつけてあります。