バンコク都議会はこのほど都内の犬や猫にマイクロチップを埋め込むことを義務化する条例案を承認しました。
これにより野良を含めた犬や猫が引き起こす迷惑を軽減し、ペットの管理を強化することを目的としています。
条例は官報に掲載されてから360日後に施行される予定です。
この新条例によりバンコク都内での犬や猫の飼育は、公共の場所や他人の敷地内での無許可の飼育が禁止され動物の数にも制限が設けられます。
例えば、20〜80平方メートルのコンドミニアムや賃貸住宅では、猫や犬の飼育は2匹までとされ、200〜400平方メートルの土地では4匹さらに広い土地では6匹までの飼育が許可されます。
条例に基づきペットの飼い主は犬や猫を獣医に連れて行き、マイクロチップを埋め込む必要があります。
埋め込みの証明書は管轄の保健機関に提出する義務があります。
またピットブルやブルテリアやロットワイラーなどの危険犬種や過去に人を噛んだことのある犬については、公共の場での行動を制御するため口輪を装着し強力なリードまたはロープで管理することが求められます。