バンコク都は2024年9月19日に屋台営業に関する新たな規制を導入しました。
屋台を営業できるのは低所得者に限定される一方で、設置条件がこれまで以上に厳格化されました。
チャッチャート・シッティパン知事が署名したこの規則により国家福祉カードを保有し年間収入が30万バーツ(約120万円)以下の、タイ国籍者のみが屋台の営業許可を受けることができます。
新しい基準では屋台を設置する際に道路の幅に応じて歩行者の通行スペースを1.5〜2メートル確保することが義務付けられ、売店の面積は最大3平方メートルまでに制限されます。
また屋台は道路から少なくとも50センチメートル離す必要があり、10店舗ごとに3メートルの間隔を空けることで非常通路を確保しなければなりません。
さらに屋台経営者はタイ国籍を有する従業員のみ雇用でき、外国人労働者を雇うことは禁止されています。
バンコク都ではこれらの規制が街の安全と秩序を保つと同時に、低所得者層の生活支援にもつながることを期待しています。